Periorbital petechiae または Periorbital Petechial Rash
突然出現した、無痛性でかゆみのない眼窩周囲の発疹
この写真の症例は
前日にアルコール摂取に関連して激しく嘔吐を数回繰り返したという病歴です。
嘔吐によるバルサルバ負荷がかかることで出現することが知られています。てんかんと失神の鑑別にも有用とされるこの所見ですが。発作中に声門が閉鎖し胸腔内圧の急激な上昇に伴う過剰なValsalva負荷での紫斑と考えられています。失神や心因性の発作では通常は認めないので、てんかん性のけいれんを示唆する所見です。けいれんを誰も目撃していない場合には参考になります。
CMAJのpiscture論文に掲載されているとは思いませんでした。
https://www.cmaj.ca/content/195/10/E373
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