■大事なのは読み方

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■「はじめての脳波トリアージ」の出版までもう少しなので、これからは救急脳波についてのアレコレを日々投稿したいと思います。

脳波を判読したことがある方はわかると思いますが、確かに難しいです。ですが、脳波を「正しく全部読もう」とするから難しくなるのであって、そもそも脳波の波形を全てを読む必要なんてありません。なぜなら救急の脳波でチェックすべきは2つしかないからです。それは

・てんかんがあるか(=spikeの有無)

・意識障害があるか(=背景活動の評価)

の2つだけで。むしろこれ以上を判読してはダメで。これはいつも言っていることですが、臨床の脳波判読は「脳波クイズ」に正解することが目的ではありません。脳波を通して、治療方針を決めることが目的ですから、その目的が達成されれば、それ以上深く脳波を読む必要なんて全くありません。それこそ本末転倒です。 

では、何が判定できれば必要十分なのかというと。それが「てんかんがあるか(=spikeの有無)」と「意識障害があるか(=背景活動の評価)」なのです。この2つのポイントがわかれば、もう判読を即終了してok。なぜなら治療方針として「抗てんかん薬」が緊急で必要そうかどうかがサクッとわかるからです。このコンセプトを「脳波トリアージ」といいます。

例えるなら天気予報でしょうか。明日の天気を予想してくださいといわれれば必要十分なのは「降水確率」で、あとはせいぜい「最高または最低気温」くらい。気圧とか、湿度、紫外線などは必須な情報ではありません。なぜなら、要は外出ができるかや傘が必要かどうか、ただそれが取り急ぎ知りたいからです。

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