抗てんかん薬(AED)

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自宅で発作を止める方法:口腔粘膜

5分以上持続する発作は「早期てんかん重積状態」と判断し、まずはベンゾジアゼピン(ジアゼパムやロラゼパム)の静注で、迅速な「消火活動」を開始します。 この初期治療で頓挫せずに30分以上持続する重積は「確定したてんかん重積状態」と呼びます。重積...
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新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療

内科最新トピックスー新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療ー  『いま知っておきたい!内科最新トピックス(Vol.126 No.3)2020年9月増大号』の巻頭トピックに「抗てんかん薬」の原稿の執筆の機会を頂戴しました。 内科最新トピック...
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新規抗てんかん薬は何にでも効く?―新規のNaチャネル阻害薬はミオクロニーを悪化させるのか?-

てんかんの旧分類では、部分・全般でてんかんを区分します。この概念は、複雑なてんかんの全体像を俯瞰する上ではとても重要です。 新分類では「部分てんかん」とは言わなくなっていますが、この概念自体は知識としては取り入れておくことは大事です。例えば...
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ジアゼパムの点鼻薬:将来の治療薬としての期待

ミダゾラムに続いてジアゼパムの点鼻薬:安全性と薬剤の血中濃度の推移の検証(phase 1) ミダゾラムやジアゼパムはベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬で、特に発作時対応・鎮痙のために用いられる汎用薬です。救急診療、入院患者対応などでも欠かせ...
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点鼻薬で発作を止める:ミダゾラム点鼻薬

ミダゾラムはベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬ですが、その点鼻薬(MDZ–NS)が開発され、その効果と安全性が検証されました。 外来で治療中のてんかん患者で、発作がどうにもこうにも止まらない重責の場合にはもちろん救急搬送されますが、重責とまで...
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ペランパネル(フィコンパ)はてんかん発作だけでなく、ミオクローヌスにも効果があるのか?giant SEPからの知見

ペランパネル(フィコンパ)はてんかん発作だけでなく、ミオクローヌスにも効果があるのか?giant SEPからの知見 ペランパネル(フィコンパ)は日本で開発された新規抗てんかん薬の一つで、AMPA受容体拮抗作用は既存の抗てんかん薬にはなかった...
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抗てんかん薬の止めどき

<てんかんの治療は一生ですか?> てんかんに対して抗てんかん薬で治療開始した場合に、発作が長期間消失する可能性は約60−70%と言われています。 つまり半数以上の患者さんは、内服薬での治療により発作は抑制されます。では、その治療はいつまで継...
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抗てんかん薬の副作用(コレステロール値や骨粗しょう症は気にしていますか?)

抗てんかん薬の長期的な副作用についてです 抗てんかん薬(AED)は副作用に注意が必要な薬剤の一つですし、その副作用を理解することは大変重要です。 その理由にAED使用に際しては、 1) 薬疹など重篤な急性反応が見られること 2) 副作用なく...
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てんかんと、抗てんかん薬と、血圧

『てんかんになってから高血圧症になったのですが、関連性はありますか?』 というお問い合わせをいただきました。「てんかん」と「血圧」その関連性の一部を概説したいと思います。 一般事項として、 慢性脳疾患の「てんかん」には、確かにいくつかの合併...
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進行性ミオクローヌスてんかんとペランパネル(フィコンパ)

ペランパネルは、進行性ミオクローヌスてんかんに、著効する可能性が期待できる薬剤のようです。 ペランパネルは、2016年5月より発売された新規の抗てんかん薬です。 これまでにない作用機序のAEDとして、てんかんのみならず神経内科領域において、...
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