てんかんCLINICAL

重積発作

てんかん重積の予後:治療を遅らせる理由はない

てんかん重積の予後:治療を遅らせる理由はない てんかん重積状態(status epilepticus: SE)は重篤な神経救急疾患の一つです。 なぜ重篤かと言えば、重積状態が長く続くと高次脳機能障害などの神経障害が後遺する可能性が高く、また...
てんかん診断の予測ツール

子供の初めての発作:てんかんかどうかを予測

子供の初めての発作:てんかんかどうかを予測 ―1年以内に「てんかん」と診断されるリスク予測― てんかんは「発作」を繰り返す病態です。よって、てんかんの診断には原則的に発作が2回以上あることを確認することが求められます。 そのため初めての発作...
抗てんかん薬(AED)

新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療

内科最新トピックスー新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療ー  『いま知っておきたい!内科最新トピックス(Vol.126 No.3)2020年9月増大号』の巻頭トピックに「抗てんかん薬」の原稿の執筆の機会を頂戴しました。 内科最新トピック...
抗てんかん薬(AED)

新規抗てんかん薬は何にでも効く?―新規のNaチャネル阻害薬はミオクロニーを悪化させるのか?-

てんかんの旧分類では、部分・全般でてんかんを区分します。この概念は、複雑なてんかんの全体像を俯瞰する上ではとても重要です。 新分類では「部分てんかん」とは言わなくなっていますが、この概念自体は知識としては取り入れておくことは大事です。例えば...
てんかんの画像

新しいてんかん焦点探索:AMPA受容体 PET

新しいてんかん焦点探索:AMPA受容体 PET てんかん焦点の検索は 1)発作症状からの推定 2)脳波での同定 3)脳画像検査での検索があります。 この中で発作症状はとても重要ではありますが、以外と当てにならないことも多々あります。また脳波...
抗てんかん薬(AED)

ジアゼパムの点鼻薬:将来の治療薬としての期待

ミダゾラムに続いてジアゼパムの点鼻薬:安全性と薬剤の血中濃度の推移の検証(phase 1) ミダゾラムやジアゼパムはベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬で、特に発作時対応・鎮痙のために用いられる汎用薬です。救急診療、入院患者対応などでも欠かせ...
内科

総合内科専門医試験:対策と準備と反省やオススメ

総合内科専門医試験を今年受け、無事に合格した。 自慢のできる成績ではなかったが、日常業務の中でなんとか時間を見つけて比較的短期間の準備で、ギリギリではありますがクリアできたのではないかと思います。 別に総合内科専門医の資格を取りたいとは微塵...
抗てんかん薬(AED)

点鼻薬で発作を止める:ミダゾラム点鼻薬

ミダゾラムはベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬ですが、その点鼻薬(MDZ–NS)が開発され、その効果と安全性が検証されました。 外来で治療中のてんかん患者で、発作がどうにもこうにも止まらない重責の場合にはもちろん救急搬送されますが、重責とまで...
抗てんかん薬(AED)

ペランパネル(フィコンパ)はてんかん発作だけでなく、ミオクローヌスにも効果があるのか?giant SEPからの知見

ペランパネル(フィコンパ)はてんかん発作だけでなく、ミオクローヌスにも効果があるのか?giant SEPからの知見 ペランパネル(フィコンパ)は日本で開発された新規抗てんかん薬の一つで、AMPA受容体拮抗作用は既存の抗てんかん薬にはなかった...
発作時症候チェック

前頭葉てんかんの発作型

前頭葉てんかんの発作時症状の話です 前頭葉てんかんは様々な運動発作を呈します。代表的なものとしては、非対称性強直発作や過運動発作と言われるものです。過運動発作はその中でもバリエーションに富んでおり、評価が難しい時もあります。特にPNESとの...
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