高齢者てんかんの認知機能低下

高齢者てんかんは、超高齢社会である日本にとってcommonです。
世界的にみてもおそらく高齢者てんかんの先進国と言えるのではないでしょうか。
加齢に伴って、てんかんの発症率は高まりますが、高齢者で多い認知症はてんかんの重要な危険因子です。
抗認知症薬もてんかん閾値を下げる場合があり、注意が必要です。
高齢者では、polypharmacyとなっていることが多いです。
てんかん閾値を下げるを服用していないか、常にチェックも必要です。
今回のEPILEPSIAの論文は「高齢者てんかん患者では、認知機能の低下はどうなの?、その進行度はどうなの?」というclinical questionです。
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主な結果:
1)高齢者てんかんは、てんかんのない高齢者と比較して「認知機能低下の進行」はより急速でした。
2)情報処理能力は特に罹病期間の長い高齢者てんかんで顕著に低下していました。
3)APOE ε4を有する高齢者てんかんは、特に認知機能低下の進行速度が速いということも明らかとなりました。
認知機能の低下を阻止すること、てんかん発作をしっかりコントロールすること、がまずは重要と思います。もちろん、高齢者では(あるいは高齢者になる前から)認知症の発症予防を行っておくことは共通の重要事項です。
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