運動準備電位: MRCP (movement-related cortical potential)

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運動準備電位の総説を村上春樹ふうに書いてみる

 

私たちヒトが自分の意思で手足を動かそうとする時に、その動かす瞬間より1−2秒も先行して脳内では信号変化が起きているのですが、その電位変化を脳波で捉えたものを運動準備電位と呼びます。なんだか不思議な話ですが、実際に手足を動かす前から私たちの脳の中では「実行の準備段階」としての脳内変化を引き起こしています。

だからどうしたの?と思うかもしれませんが、この分野の研究は1940年頃から始まり、1990年代にかけてヒトの運動制御機構の解明に大きく貢献したことは言うまでもありません。また2000年代には広く臨床応用され、私の学位論文のテーマもこの運動準備電位でした。

 

今回、この運動準備電位(MRCP: movement-related cortical potential)についての総説を執筆する気概をいただいていたのですが、恥ずかしながら締め切り日を失念しており、本日慌てて作成しました。全体の半分以上はかきあげ、明日、全体をまとめればもう大丈夫かな?と言うところまできました。一応、投稿規定を確認しておこうと先ほどチェックして、とても驚きました。なんと、言語指定が日本語。DeepLを使って、自分が書いた英語原稿を日本語に一旦翻訳してもらうしかありません。たしか、村上春樹さんは小説を書く時にまずは英語で書いてみる、とおっしゃっていたような気がします。一流の小説家の気持ちが少しわかったような気分なのか、あるいはただの現実逃避なのかもしれません。

ScienceDirect

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