抗てんかん薬(AED)と妊娠は、妊娠可能年齢の女性にとって重要な問題です。もちろん妊娠中には適切に発作をコントロールしなければいけませんが、AEDには催奇形性のみならず児の発達などにも影響し得ることがあるとされますので、必要最低限の治療介入が原則です:
1)単剤療法
2)可能なら少量で
3)バルプロ酸を避ける
4)多併用療法を避ける
5)妊娠中の血中濃度の変化に注意する
など
一方で、催奇形性や発達への影響については、古いAEDほどその関連性のデータがたくさんあります。
当然ですが、新しいAEDについてはその影響度についてはデータが十分ありません。例えば、新しいAEDの中ではペランパネル、ラコサミドなどは十分なデータがありません。
今回はペランパネルについての報告がEpilepsia誌にありました。Preclinical dataなので、あえて英語のまま記載していますが、今後のデータの蓄積が必要と思われます。
催奇形性以外の点では、妊娠中に週数に応じてペランパネルの血中濃度が下がっていく可能性も指摘されています。
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