抗てんかん薬(AED)

自宅で発作を止める方法:口腔粘膜

5分以上持続する発作は「早期てんかん重積状態」と判断し、まずはベンゾジアゼピン(ジアゼパムやロラゼパム)の静注で、迅速な「消火活動」を開始します。 この初期治療で頓挫せずに30分以上持続する重積は「確定したてんかん重積状態」と呼びます。重積...
自己免疫性てんかん

抗 LGI1 抗体陽性辺縁系脳炎:ASLと脳波で病態を把握する

抗 LGI1(leucine-rich glioma-inactivated 1 protein)抗体陽性辺縁系脳炎 主な症状: ・てんかん発作 ・意識障害 ・認知機能低下 ・低 Na 血症 などを呈する急性の自己免疫性脳炎です。 免疫治...
脳炎

抗NMDAR抗体脳炎の機能予測スコア

抗NMDAR抗体脳炎の機能予測スコア 神経救急の中で、急性脳炎はスピード感を持って診断と治療を開始しなければならない重要な中枢神経疾患の一つです。 非感染性の脳炎の中では抗NMDAR抗体脳炎が有名で、脳神経内科医師が押さえておくべき重要疾患...
重積発作

てんかん重積の予後:治療を遅らせる理由はない

てんかん重積の予後:治療を遅らせる理由はない てんかん重積状態(status epilepticus: SE)は重篤な神経救急疾患の一つです。 なぜ重篤かと言えば、重積状態が長く続くと高次脳機能障害などの神経障害が後遺する可能性が高く、また...
てんかん

てんかんテキスト:てんかん、早わかり!

アマゾンは品切れのようです 京都大学の池田先生編集の「てんかん、早わかり!」のテキストですが、アマゾンでの販売が開始され、現在は在庫切れのようです(2020・9・18現在)。 南江堂のHPからも購入できるようです。よろしければ是非ご検討いた...
てんかん診断の予測ツール

子供の初めての発作:てんかんかどうかを予測

子供の初めての発作:てんかんかどうかを予測 ―1年以内に「てんかん」と診断されるリスク予測― てんかんは「発作」を繰り返す病態です。よって、てんかんの診断には原則的に発作が2回以上あることを確認することが求められます。 そのため初めての発作...
てんかん関連書籍

ありそうでなかった!?てんかん「早わかり」教科書

南江堂より、これまでにありそうでなかった分かりやすい「てんかんのテキスト」が今月発売となります。タイトルは「てんかん、早わかり! 診療アルゴリズムと病態別アトラス」です。私も執筆と編集協力でお手伝いさせていただきました。 Amazonにて先...
抗てんかん薬(AED)

新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療

内科最新トピックスー新規抗てんかん薬が変えるてんかん診療ー  『いま知っておきたい!内科最新トピックス(Vol.126 No.3)2020年9月増大号』の巻頭トピックに「抗てんかん薬」の原稿の執筆の機会を頂戴しました。 内科最新トピック...
抗てんかん薬(AED)

新規抗てんかん薬は何にでも効く?―新規のNaチャネル阻害薬はミオクロニーを悪化させるのか?-

てんかんの旧分類では、部分・全般でてんかんを区分します。この概念は、複雑なてんかんの全体像を俯瞰する上ではとても重要です。 新分類では「部分てんかん」とは言わなくなっていますが、この概念自体は知識としては取り入れておくことは大事です。例えば...
脳波

脳波判読のウェブセミナー:脳波判読オープンキャンパス

脳波判読の勉強会のウェブ配信を始めています。 ・神経系の専門医をとったが脳波はあまり勉強してこなかった・神経が専門ではないが、脳波はオーダーする・これから内科や神経系を専攻する・脳波は多少読めるけど、人には教えられない・脳波は多少読...
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