ラミクタールの最速プロトコール

ラミクタールの最速プロトコール:皮疹のリスク上げずに11日で維持量まで増量が可能??
抗てんかん薬(AED)は副作用の比較的多い種類の薬剤です。
副作用の中でも薬疹は特に注意が必要なのはいうまでもありません。
既存のAEDの中では、カルバマゼピンが注意すべき薬剤ですが
新規のAEDの中では、ラモトリギンにも注意が必要です。
ラモトリギンに限ったことではありませんが、高用量で開始したり、急激に増量したりすると、薬疹のリスクが高くなるため、少量から緩やかに増量します。
少量・緩やかな増量であれば基本的には安全ですが、通常の維持量に到達するまでに数週間以上かかるなどの時間的制約が問題になります。
今回のの研究では、皮疹のリスクを増加させることなく、通常の維持量に到達するまでになんとわずか11日しかかからない「新しいラミクタールの増量プロトコール」が紹介されています。
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図を見たときは驚きました。たったの11日でラミクタール200mgまで増量しているので、本当に大丈夫か?という感じですが、一方で初回開始量は0.35mgという薬剤師さん泣かせな極少量投与となっていいます。
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もちろんこのpilot studyであり、この投与方法の安全性についてはまだまだ検証が必要とは思いますが、開始用量をより少なくすることもメリットはかなりありそうな印象を受けます。
ちなみにこの研究では皮疹が出現した症例も出ています。
Epilepsia Open
https://doi.org/10.1002/epi4.12495
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