総合内科専門医試験:対策と準備と反省やオススメ

総合内科専門医試験を今年受け、無事に合格した。
自慢のできる成績ではなかったが、日常業務の中でなんとか時間を見つけて比較的短期間の準備で、ギリギリではありますがクリアできたのではないかと思います。
別に総合内科専門医の資格を取りたいとは微塵も思っていませんでしたが、所属施設的に必要と言われたので、しぶしぶ受験しました。なので、あまりモチベーションが上がらず、試験日の1ヶ月前から慌てて準備を始めた感じでした。そのような人の対策にでもなればと思い、以下を参照していただければと思います。
購入した書籍
・ イヤーノート最新のもの
・ 生涯教育のためのセルフトレーニング第4
・ 生涯教育のためのセルフトレーニング第2
勉強の期間:
8月1日から開始し、試験まで約1ヶ月で主な内訳は
・ 平日の日中はほぼ無理なので、朝に30−60分、夜の寝る前に1−2時間など
・ 週末はやる日とやらない日を決めて
・ 外勤先への移動中
・ 最後の1週間は、平日の日中にも可能な限りやりました。日常業務で先延ばしできるものを先延ばしして。
勉強法:

1) まずはイヤーノート付属のクイックチェックをざっと見る(1週間くらい)
2) クイックチェックの2周目では、随時イヤーノートを開いて各疾患の復習。イヤーノート内で総合専門医試験に過去に出題した場所は印がついているので、そこをチェック。
3) クイックチェック2周目では、並行して生涯教育のためのセルフトレーニングを解きく。各診療科毎で並行して解くという感じ。
余裕があれば過去問を購入して解く予定でしたが、そのような時間もなく、気がつくと9月に。8月は夏期休暇もあったので、その数日間は手をつけず。
最後の1週間は、インターネットを漁って、必須対策疾患を絞り、その疾患のイヤーノートを眺めて覚えました。
反省:
結果的には合格しましたが、もっと効率の良いやり方があったと思います。今回は、そもそも受けたい試験ではなかったので、可能な限り出費を抑えたい事もあり、購入書籍は限定しました。
余裕をもって合格するためには2ヶ月前からでも始めるべきでしたね。また過去問や各種問題集をやっておけば、もっと安心できたと思います。
試験前日・当日:
会場周辺(徒歩圏内)のホテルに宿泊。
当日は昼食の持参が必要でしたので、朝コンビニで買いました。眠くなってもいけないかなと思い、おにぎりは一つだけにして、あとはチョコレートやグミを随時間食しました。
やはり長時間の試験はかなり辛かったです。久しぶりですから。最初のパートは集中して解きました。一番最後のパートは途中で疲れてウトウトしてしまい、最後は時間がなくなって答案の見直しができませんでした・・・
各種書籍へのコメント:
クイックチェック:久しぶりの勉強を思い出すのには便利で、外勤への移動中や自宅に持ち帰ったりと、利便性は高かったです。ただし、内容の大半は試験に出ないような気がします。取り掛かりとしては、俯瞰できる点では良いかもしれません。
イヤーノート2020:
当たり前ですが、これをどれだけ把握できるかが鍵だと思います。ただしイヤーノート単体で勉強するのは非常に困難なので、ないかしらと併用が理想的。自分が国家試験を受けた時と比べて、えらく分厚くなっているのに驚きました。
内科学会が出している過去問題集:
やったほうが良いのでしょうけど、解説がないのであれば、時間がかなりかかりまし、安くなかったので買いませんでした。過去に出ているかどうかはイヤーノートでも確認はできますので、個人的には不要かと。
セルフトレーニング:
最新のものは必須と聞いていたので、一応やりました。第3版は持っていなかったのでやっていません。第1版は古すぎるので、あえて手を出さずに、第2版はさらっと目を通しました。
クエスチョンバンク:
時間があればやる予定でした。ただ気がつけば時間も無くなっていたので、結果的には手を出しませんでした。
あまり参考にならなかったかもしれませんが、将来の受験者に参考になればと思います。
なお「てんかん」はcommon diseaseであるにもかかわらず、総合内科専門医試験には全く出てきません。
ほぼ皆無です。これは少し問題ではないかなあとは思いました。
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