脳波も皮下に埋め込む時代

脳波も皮下に埋め込む時代:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/epi.16360
長時間ビデオ脳波は大掛かりな検査で患者負担も大きく、また検査担当者の労力も大きい検査です。可能な限り効率良く、発作を補足したいところですが、現実的にはなかなか難しく、また専門性も高いため、検査の敷居が高いという制限があります。
一方で、症例によっては、電極が4つくらいでも十分発作が把握できることもあります。例えば、耳の前後に電極を計2つ(左右で合計4つ)の電極だけで、簡易の長時間ビデオ脳波という検査も症例を絞れば現実的にも十分評価にできるとは思っています。必要最低限の電極で、効率良く検査できることに越したことはありません。
ところで、埋め込み型の心電図(ループ式埋め込み型心電計)が循環器領域で登場したときに、脳波でもきっと近い将来同じことができるのだろうとは思っていましたが、先月のEpilepsiaに「皮下に埋め込む脳波」の報告がありました。耳の後方に3cmほどの局所切開を皮下に行い、切開部から10cm程度電極を皮下に差し込むようです(局所麻酔)。ちょうど側頭葉をカバーする感じで電極が皮下に配置されています。
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留置後は最大3ヶ月ほど記録し、発作記録の状況も悪くなかったようですね。低侵襲であり、今後の発展性が期待されます。
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