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てんかん

爪から診断する「てんかん」

てんかんの診断はもっぱら発作症状であり、身体所見や神経学的所見はしばしば軽視されがちで、これは私自身も反省するところがあるのですが・・・ 確かに、発作症候学が大事であることは言うまでもありません。ただし、一部のてんかんでは身体所見が診断のき...
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一過性てんかん性健忘の発作時脳波

一過性てんかん性健忘の発作時脳波:海馬限定の発作 健忘とはいわゆる「記憶障害」のことですが、ある日突然、急にこの記憶障害が出現した場合には、まずは脳梗塞や脳出血などの急性脳血管障害の除外が必要にはなります。 記憶は「海馬」が関わりますので、...
てんかん

てんかんと外傷

てんかんと外傷 最近のEpilepsiaに「てんかんと外傷」についてもシステマティックレビューを見つけました。てんかん発作ではしばしば外傷を伴うこともあり、注意が必要です。どのような外傷(特に骨折)が多いのか、文献的レビューを行っています。...
てんかんの画像

新しいてんかん焦点探索:AMPA受容体 PET

新しいてんかん焦点探索:AMPA受容体 PET てんかん焦点の検索は 1)発作症状からの推定 2)脳波での同定 3)脳画像検査での検索があります。 この中で発作症状はとても重要ではありますが、以外と当てにならないことも多々あります。また脳波...
脳波

動画記録での「発作」自動検出:Stay Homeでの精査

発作を捉えるためには長時間ビデオ脳波モニタリングが行われますが、患者さんの負担も大きいものがあります。脳波記録の前に、そもそも「発作」があるのか?あるいは「発作」があるとしてもそれが「てんかん発作」なのか?などの疑問は動画記録で解決できます...
てんかん

てんかん発作日誌アプリ:主治医とよりよい治療のために

医師と患者のコミュニケーション向上 てんかん治療では、担当医は発作状況を患者さんより聴取することで、追加の治療の必要性など判断します。 具体的には発作の種類、程度、頻度などを包括的かつ定性的に判定します。 一方で、患者側としては発作の詳細を...
抗てんかん薬(AED)

ジアゼパムの点鼻薬:将来の治療薬としての期待

ミダゾラムに続いてジアゼパムの点鼻薬:安全性と薬剤の血中濃度の推移の検証(phase 1) ミダゾラムやジアゼパムはベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬で、特に発作時対応・鎮痙のために用いられる汎用薬です。救急診療、入院患者対応などでも欠かせ...
てんかん

扁桃体腫大のてんかん:amygdala enlargement

扁桃体腫大のてんかん:amygdala enlargement MRIで扁桃体腫大を呈するてんかん症例はたまに見かけます。 January 2014Epilepsy & Seizure 7(1):1-13 DOI: 10.3805/ea...
てんかん

MRIで見えないてんかん焦点を、AIで可視化する

MRIで異常がないてんかん:診断はどうするか?? 難治部分てんかんは内服治療だけでは発作が抑制できないため、根治療法としてのてんかん焦点切除術が検討されます。 ただし、焦点を切除するためには、その発作の焦点がどこにあるのか術前に明らかとしな...
脳波

脳波も皮下に埋め込む時代

脳波も皮下に埋め込む時代: 長時間ビデオ脳波は大掛かりな検査で患者負担も大きく、また検査担当者の労力も大きい検査です。可能な限り効率良く、発作を補足したいところですが、現実的にはなかなか難しく、また専門性も高いため、検査の敷居が高いという...
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