てんかん外科治療

迷走神経刺激、深部脳刺激、反応式皮質刺激

難治性てんかんへの神経刺激療法 —迷走神経刺激、深部脳刺激、反応式皮質刺激— てんかんの標準的な治療は、抗てんかん薬(AED)の投薬です。 ところが、約3割のてんかん患者さんは、難治性てんかん 難治てんかん(refractory epile...
脳波

周期性パターンを呈する脳波異常所見

周期性パターンの異常脳波代表例はPLEDsやPSDです。 教科書的にはPLEDsといえばヘルペス脳炎をPSDといえばCJDの可能性が考えられ、重要な脳波所見です。 ただし、PSDやPLEDsは日本では周知されていますが、世界共通の用語ではあ...
高齢者てんかん

高齢者てんかんシリーズ その1 –TEAとTGA–

てんかんの60歳以上の有病率は1.5%とされていますが、超高齢化社会を迎えた日本での有病率(高齢者てんかんの有病率)はもっと高いことが予測されます。 高齢者てんかんは、一般内科、救急診療でも精通する必要性の高い分野ですので、シリーズで紹介し...
てんかん発作症候

知っておきたい診断特異性の高い「てんかん発作症候」 その1 

てんかんの診断には問診がとても重要です。 てんかん診断のために必要な知識、特に診断特異性の高い「てんかん発作症候」を知っておくことはとても重要です。 今回は、「この症状は、てんかんの診断においてとっても重要」という知識をご紹介したいと思いま...
不随意運動

蘇生後脳症の不随運動(ミオクローヌス)にはペランパネルを!?

Lance−Adams症候群は蘇生後脳症(低酸素脳症)に伴った不随運動(ミオクローヌス)を呈する病態を総称します. 神経内科医であれば,この不随運動の治療に関して,一度はコンサルトを受けたことがあると思います. このミオクローヌスは皮質興奮...
抗てんかん薬(AED)

急性症候性発作後の抗てんかん薬の投与期間は4年間?

急性症候性発作の再発リスク、治療適応(抗てんかん薬の内服)について 脳卒中発症後にてんかん性発作を生じた場合は,その発症時期に応じて以下のように分類されます. ・ 1(または2)日以内:acute symptomatic seizure(A...
脳波

てんかん性放電や律動性波形の表現(脳波の用語の定義)

脳波の歴史は古いですが,用語の定義としては未だに国際的なコンセンサスの得られたものはありません.精神科,脳外科,神経内科など複数の診療科が関わっている点,脳波の判読は定量的な評価が困難である点など,背景にあると思います。 脳波の重鎮の先生が...
てんかん分類

新しいてんかん分類 2016

昨年、新しいてんかん分類案が提唱されました。 これまでは「部分発作と全般発作」と「特発性と全般性」の二つの軸で分類した4分分類が臨床上の主軸となっていました (1989年の「てんかん,てんかん症候群分類」)。 てんかん及びてんかん症候群はh...
タイトルとURLをコピーしました